雅の着替え中、今までに数える程度だが雅の裸は見たことがある。
上半身だけだが 細身のわりに引き締まった筋肉、葵とは違う大人の体。
ドキドキしないわけがないが、それどころではない。
でも、生着替えに心拍数が上がる。
「 椿、タオル 」
「 はい、どうぞ!」
すぐに差し出したタオルを葵が雅の背中を拭いていく。
手伝おうか?なんて 言うわけない。
そんな私とは反対に、雅が息を乱しながら私を見て言う。
「 …椿ちゃんにも、拭いてほしいな?」
はい?
「 ダメ?」
はははは。
「 ダメ!」
「 ふざけんな、俺がやる!椿、リビングに行ってろ 」
「 うん。雅くんのタラシめっ 」
「 ひで… 椿ちゃん、葵と二人にするな… 」
ははははは。そうはいかないさ~
葵にしっかり説教されるがいいさ~
しばらくしてから葵が部屋から出てきて 一息吐く。
「 雅くん どうだった?」
「 あいつは おとなしくないからな、疲れるよ」
「 お疲れ、葵… 」
「 椿も、ありがとな 」
葵… なんか 嬉しいなぁ 雅くんが熱だけど、葵しか見てないよ。
インターホンが鳴って勝手に玄関を開けて入る人物に驚きと 安堵を感じた。
「 加寿也さん!」
うわぁ さすが幼馴染み… 勝手に入るのもアリなんだね。
「 葵、椿ちゃん、ご苦労さん。雅を病院に連れてくから 」
そういえば、柚奈は…
加寿也さんとデートしてたけど。
加寿也を見つめる私に加寿也は笑みを見せるが、なぜかドキッとしてしまい目が泳ぐ。
加寿也さんって、なんか妙な色気あるよね?
は~ 柚奈は大丈夫かなぁ…

