葵と私が出て行ってから、雅は女と話していた。
「 雅~ 大丈夫?病院行ったの?」
「 行けるわけねぇだろ… それより ここには来るなって言ったろ?」
「 雅がメールしてきたんでしょ~ それにしても さっきの生意気な女子高生、私 嫌い!」
「 おい、俺の生徒だぞ… とりあえず 帰れ 」
雅に言われてムッとする女が雅に強引にキスをする。
息苦しい雅は 女を払い押し退ける。
「 やん、雅~ なんで?高熱で苦しむ雅って 色気あるんだもん 」
「 …頼む、葵がますます機嫌悪くなるだろ、茅乃、帰ってくれ 」
「 つまんない、雅、最悪!もう あんたなんか知らない!」
女を茅乃と言った雅は 帰っていく茅乃を見向きもしないで 寒気を感じ 布団に潜り眠る。
外で話をしていた私と葵のそばを横切る茅乃が歩くのをやめ、振り返る。
「 ちょっと、あんたたち… 雅に伝えて、私のメアド消してってね、フン!」
高いヒールが歩きづらそうに去っていくのを見て、二人でホッとした。
「 あの人、なんだったの?」
「 さぁ、2度と来ねぇだろ。行くか?」
「 うん、行きますか!」
お好み焼き屋に向かい歩いて行く私たち、雅は下がらない熱に苦しんでいた。
2時間ほどで自宅に戻った私も葵についていき、雅の様子を見る。
葵が熱を計ってみると、40℃と表記。
ビックリの私は急いで冷えピタを替えて、葵は誰かに電話をかけている。
「 なんで下がらないの! 雅くん、大丈夫?」
「 椿、加寿也さん来てくれるから 」
加寿也さんが、そっか…
「 わかった、とりあえず 汗を拭かなきゃ!それに、シーツの替わりと 着替えもした方がいいかも 」
私は汗を拭くためのタオルを持ち、葵が雅を着替えさせている。

