「 葵、私といて ドキドキ…する?」
「 なんだよ、急に…」
だってさぁ 私ばっかりドキドキと鼻血じゃねぇ…
「 ドキドキしてる?」
「 するよ、そりゃあ… 」
今、どんな顔?
私は抱きしめる葵の腕から少し離れようとしたが、何かを察した葵が離れるのを拒んだ。
ちぇ。葵め、私が顔見るってわかったな!
ん~ 拒まれると無理にでも見たくなるもんよね。
「 葵、ちょっと顔見たいな 」
「 ちゃんとドキドキしてる!顔なんか見なくても 椿に興奮してるし!」
あ~ そっか、興奮ね、ん? んん?
「 葵、あの興奮ってどういう…」
「 ち、違っ!間違えたっ 興奮なんかしてないから、違うからなっ」
え… そんな力一杯 否定しなくてもいんじゃないの?
「 そんなに言わなくていいよ~」
だってさ、否定されるって悲しいよ。
ちゃんと女だしさ…
好きな人目の前に 可愛いだけじゃいられないもん。
私だって興奮してるんだから。
欲張りだよ、私…
「 あのさ、椿… ケガが治ったらデートしよ、どっか出かけよ 」
葵…
「 うん、うん!デートしたい、二人きりで出かけてイチャイチャしたいっ 」
「 イチャイチャって、椿… 言うなよ、恥ずかしい」
ええっ なんでよ~
「 椿、俺ちゃんと男だから… 」
へ?
え!?
「 葵ってば、なにを言うのよー!」
やだ、私… なんか変な事言ったっけ!?

