雅と葵の間で手料理をおいしくいただいた。


「 ごちそうさまでした~ 雅くんが料理なんて見直した 」


いつも女子てちに囲まれてるしね。


「 見直したって… どんなイメージしてたんだ?」

「 タラシ、だらしない 」


葵… ズバッと言ったわね!

さすが弟…


私が苦笑していると、雅はムッとした。


「 先生としての雅くんも、プライベートの雅くんも、とりあえず女子がそばにいるよね」


ん…? フォローになってないか。


「 椿ちゃん、ひでぇ… 」


ひでぇも何もねぇ だって 事実だし。


「 しょうがないだろ、ほんとの事だしな。女はこの家に連れてくんなよ 」


え… 葵、そのセリフは痛いっす…


「 葵、椿ちゃんは例外なわけ?」


うんうん、聞きたい!


「 当たり前だ、椿は俺の彼女だから 」

その言葉 待ってました~


「 葵、ありがと 」

「 椿、いつまでも来ていいから 」


二人見つめ合いながらも照れる。

「 おーいっ、俺がこの家の主人だぞ~」


はいはい、わかってますけどね。

今は葵と見つめ合ってたいから。