「…やべぇ」 手紙忘れてきた… だっせぇな。 自嘲気味に笑った俺の視界に、ひめちゃんの穏やかな寝顔が映る。 「…」 今日も寝顔を見つめるしかできない俺に、この子は気づいているんだろうか。 こんなにも想っているのに彼女にはきっと何一つ届いてなんかいない。 少しでも俺がいた形跡を残したくて、思わず彼女の頬に口づけた。 もちろん彼女が目を覚ますことなんてないが。