(空、それにしてもアレはなんだ?)
(我輩が知りたいくらいなのだ。)
(あんたなら、分かると思ったのだが)
麗さんと空さんが話してるのはアレのこと。
あの人間が空さんに向けたモノ。
「アレ、危ない…。殺す、…モノ。」
あたしはそう麗さんたちに言った
(そうか。殺す道具なのか。)
(なんで鈴鶫は知っているのだ?)
「…父様、殺された。アレ、父様殺した。」
麗さんには言っているかもしれないけど
空さんには言ってないから
あたしはもう一度言った
あたしがここへ来る前のことを
(成る程、そのような事があったのだな。)
「……」
あたしはひとつ頷いた
「だから、分かる。アレ…危ない……」
(ならばこれから気を付けなければ…。忠告してくれてありがとうなのだ。)
「ううん…。こちらこそ…」
(それに、早くその人間に会えるといいな。)
「…うん。」



