会いたい。~それは2度と叶わない願い~


「綺麗な音色やなぁ。」


「せやな。うちこの音色気に入ったわ。」


「また聞きたいわ。」



口々にあたしのことを褒めてるみたい


自然にあたしは口角が上がってしまう。



(人間に褒められるのも悪くないです。)



「………!」



「喜んで頂き嬉しい限りです。本日はこれで終わりたいと思います。翌日の夜また開くのでまたお越しください。」


主はそういうとまた誰かに命令をし、あたし達を暗いところに入れられた。






(我輩、あんなにたくさんの人間を見るのは初めてだ。)



(あぁ、そうだな。)



「…うん。けど、少し…怖かった。」



あたしが素直に思ったことを呟くと、空さんと麗さんは頷いた



(我輩はあの人間が怖かったのだ。)



「…大丈夫?…怪我、ない…?」



(怪我はないな。)



「良かった…」



あたしはふぅ、と息を吹いた。