会いたい。~それは2度と叶わない願い~


あたしがぼーっとしていたら、主が近くにきた



「…鈴、お琴を弾くんだ。」



ぼそっとあたしにまた命令をする。



あたしは怖くて主に従う。



目の前にあるお琴を触る。



♪~♫~~



一度触れば
また
触れる



♬~



「♬~」



一度音がなると
あたしは
声に出す



ずっと終わるまでその繰り返しをしていた



~~♪



満足するまで弾き終わるとあたしは手を止めた


するとうるさかった人間たちが静かにしてあたしの方を見ていた。



「……。」



パチパチ


誰かが手で手を鳴らす



パチパチパチ


それに続きまた誰かも手で手を鳴らす



手を鳴らす音は広がって行き、気づけばあたりは拍手に包まれていた