もしかして、外に出られるの?
あたしは期待を抱いた
だけど、そんな期待を裏切られた
「へー、こりゃ珍しいな。」
「本当だねぇ。あ、人がいるよ?」
あたしたちはかこいの中にいたまま人間たちの前に連れて行かれた。
「うっ…」
こんなに人間がいるのは初めてだからなんだか気持ち悪くなった
それに昼なの?
っていうくらいあたりはたくさんの光に包まれていていた
どこを見ても人間で埋め尽くされてる。
隙間がないように埋め尽くされてた。
けど、一箇所だけすごく隙間が空いていた。
男の人間で5,6人はいる。
そんな人間たちはあたしたちに近づいた。
「ほぅ。虎に、鳥か…。それに人間?」
低くて声を聞いただけで足がすくみそうな声だった。
「あれらは全部偽物だな。」
中心にいた人間がそう呟くとあたりにいた周りの人間たちは話すのをやめ、静かになった
「全部偽物なんじゃないのか?」
一人だけでこちらに向かってきた
チャキ
男は鋭く光ったアレを手にもち麗さんのところに向かった
「……っ!」
あの時の記憶と一致してしまい思わず目をつむった



