(つまり助けてもらった人間に恋してしまったんだな。それでその人間に会いたい、と。)
「…うん。」
(会えるといいな。)
「うん。」
(会うためにはここから抜け出さないとな。)
「…抜け出す……?」
(ここは……)
麗さんが言おうとした途端また鈍い音が聞こえた。
今度は羽音が聞こえた
「こいつは大人しい、なっ。」
主はまた何かを入れた
今度はあたしのところに行かずに帰って行った
(今度はなんだ。)
「分からない…。」
(全く、我輩は何故ここに!何故人間に捕まえられなければならない!)
声とともに鳥の鳴き声が聞こえる
「あなた…誰?」
(むむっ!人間か?!まだいたのか?)
(やかましいな。)



