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「くしゅん…」
昨日の夜、…正直寒かったみたいです
ガラッと大きな音が聞こえた
「……っ!」
「起きたのか。なら丁度良い。」
あぐりちゃんではない人間がやってきた
男の人で、少し老けていた
「お前は珍しい。歯は所々尖っているし、森の中で裸で兎をとっていたからな。まるで獣みたいだ。今日からわしの手伝いをしてもらうぞ。」
そういうと、その人間は口の端をあげた
なんだか気味が悪かった。
「こいっ!」
「……!」
あたしはその人間に手をいきなり掴まれ、引っ張られた。
布切れは落ちないよう、すぐしっかりと握った
あたしは無理やり引っ張られるように連れて来られた場所は硬くて冷んやりしたところに閉じ込められた。
だって、あたりが何かで囲まれていて逃げ出すところがないから。
あるのは細い隙間だけ。
その細い隙間から人間はあたしをみた
「今日からお前はそこで暮らせ。食べ物は与えてやるから。暇なら芸でも覚えてろ。」
当然聞き慣れてない言葉があったから、よく分からなかった。



