会いたい。~それは2度と叶わない願い~


この辺りは凶暴な熊がいるって聞くから



(それもまた運命なのじゃ。)



「運命…?」



(そうじゃ。じゃから、こっちへ戻って来い。)



「…はい。」



あたしは渋々籟様の元へ戻った



戻ったら、気配が完全になくなっていた



だから、これ以上気にしないことにした



暫く歩くとだんだん夜風が寒く感じてきた



狼より毛がない分風に直接当たるもんだからいつもより寒い。



寒過ぎる。