会いたい。~それは2度と叶わない願い~


「こ、こげな小さい狼をいじめるなんて、おまんらは最低じゃ!」



「そうだっ!」



「ま、待ってよ!二人とも…!」



あ、あたしのこと庇ってくれてるの?



…後であたしのこと虐めるんでしょ?



怖い。



あたしはその場から逃げ出そうとした。



けど足を怪我してて立つことすら難しかった



あたしが立つことに苦戦してるとあたしの前にいた1人の童が泣き出した。



「や、やっと行ったがか…?ううっ…」



「泣くなよ。」



「いーくん。そんなに強く言わないであげて。」


「…悪かったよ。」



「ぼ、僕が泣き虫なのが悪い…」



「はい、仲直り。いい?2人もと。」