(…人間に恋しては駄目ですよ。)
こ…い……?
(母様、こい…とはなんですか?)
あたしがそう問うと母様はあたしの隣に来た
(その人のことが好き…ということよ。鈴鶫は、明日も会いに行きたいのよね?)
(……)
言えなかった。
母様にはとてもじゃないけど言えなかった
(あなたは明日誰に1番会いたいの?)
母様にそう言われてあたしは真っ先にいーくんの顔が浮かんできた
(………っ。)
(浮かんだのね。)
母様は小さく笑った。
母様と月を眺めながら話すのはいつぶりだろうか。
この半年はあたし自身忙しかった。
いーくん達に会いに行く暇も
母様と接する暇もなかった



