決意から一ヶ月
卒業式当日
先輩と登下校出来るのはこの日で最後
「おはようございます。」
「おはよ。」
どうしよう
この一ヶ月、惚れさせるような努力してない
っていうか、出来なかった
と、とりあえず
「卒業おめでとうございます」
「まだ、卒業式してないからな。」
と、軽く突っ込まれた
「…」
「…」
この日はお互い何も喋ることなく黙って最後になるこの時間を静かに過ごした
「またな、帰りはいつもの教室な。」
「はい。」
それぞれの靴箱で別れる
先輩が行ったのを見届けると
「…はぁ」
今月何十回、何百回目の溜息 が出た
溜息をしつつもあたしは上靴を吐き、教室へ
教室へ行き、皆で並んで体育館へ
体育館へ行きイスに座り暫くすると、三年生が入場してくる
その中であたしは先輩を探しては手を振る
後は長い話やら何やらでとうとう卒業式も終わってしまい
いつの間にか放課後になっていた



