…ありがとう
あたしは他の狼たちに説教を長々とされてたけど、そんなの辛くはなかった
擂へと感謝の気持ちでいっぱいだった
説教が終わる頃にはもう日も暮れて月が出てた。
(明日、また会いに行こう…)
(鈴鶫。)
(わっ!は、母様…)
月を眺めていたら不意に後ろから母様がやってきた。
(2度と人間に会いにいってはなりませんよ。)
(え…)
(人間と狼は結ばれないのですよ。)
(母様?)
(人間と結ばれても何もいいことはないのです。あなたが悲しむだけです。)
(え……?)
母様の言ってることがよく分からない。



