ピンポーン
翌朝、約束通りあの女の子の家に来て俺がインターホンを押すと
ガチャ
「お、おお…おはようございます…っ!」
「……」
玄関が開き、顔を真っ赤にさせて慌てた様子の女の子が俺に挨拶をした
…なんつーか、こいつもしかして、
「あんた、男に免疫ないだろ。」
「…っ!」
まじか
だから、昨日の帰り道つーか、会った時から顔を赤くしてたのか…
なんていうかこいつ
「…可愛い。」
「え?」
「なんかあんた面白くて可愛いな。」
「…っ!」
ますますこいつは顔を赤くする
「か、かかかか可愛いくなんか…!」
「冗談だ。」
「…そ、そっ、そうですよね。」
俺の言葉一つで
顔を赤くして照れたり、残念そうにしゅんと落ち込む
「…っぷ、はは!」
「わ、笑わないで下さいよ!」
こいつは少なくとも俺の周りにいないタイプ
「あんた、からかいやすくて面白い。」
「酷いですよ…」
「事実だろ?」
「…意地悪です」
「はいはい。」
俺は不貞腐れる女の子を置いて学校へと向かった
「あっ!待って下さいよ!」
女の子は慌てて俺の横に来た
昨日までの憂鬱が嘘みたいだ
これから行き帰りが何と無く楽しそうな予感がした



