会いたい。~それは2度と叶わない願い~


「…っ!」


こ、怖い


「怪我はないか?」


真ん中にいた男の子があたしと目線を合わせるようにしゃがんだ


「…右足、硝子で切れました。」


「…っ、本当だ。俺ん家この辺だからついて来て、手当てするから。」


「いや、いいですよ。見知らぬ人にお世話になるとか」


「そんなの気にするな。…っと。」


「わわっ!」


あたしはその男の子にお姫様抱っこをさせられた


男の子に免疫のないあたしはそれだけで顔が真っ赤に染まった


「…顔真っ赤。」


怪しくその男の子は笑った


ドキッと不覚にもときめいてしまった


「…お、おおおお降ろして下さい!」


「無理。あんた、怪我してるでしょ。ほら、行くよ」


強引にあたしはその男の子に連れられた