鶫は本当に嬉しそうだった
こんなにも鶫は俺のことを想ってくれてるのに俺が不安がってたら駄目だな
密かに俺が不安になってる事は鶫には一生の秘密だ
「なら、団子が完成するまで俺と過ごそう。」
「はい。」
鶫はトンッと俺の胸に預けるように頭を置いた
すると鶫は俺をクンクンと嗅いだ
「以蔵さん、何か書き物をしたのですか?墨の匂いがします。」
「まぁな。」
「文を書いていたのですか?珍しいですね。」
本当、鶫には敵わない
何にでもお見通しだな
「まぁな。それよりも、今日のあった事を話してくれないか?」
「はい。今日は兄様と町で____…」
鶫の話に耳を傾けながら、一生懸命話す姿を眺めた
本当に可愛い
こんな女は他に探してもいない
鶫は俺の最初で最後想いを寄せる女だ
早く何もかも終わらせて鶫と夫婦になりたい
願わくば俺が生きていたら…



