「以蔵さん?あたし下に降りないと…」
「駄目。」
「え?なんでですか?」
「俺の側に居ろ。」
「…クス。以蔵さん、今日は甘えん坊さんです。」
「それでもいいから、側にいろ。」
文にあんな事書いたからか、どうしても今鶫を手放したくはなかった
「…はぁ、仕方ないから鶫は諦めろ。いいな?」
「はい。」
「出来たら呼ぶ。」
「はい。ありがとうございます。」
鶫と山縣さんしか分からない会話をして山縣さんはさっさと出てく
バタン
山縣さんが出ていった後鶫に訪ねた
「何を諦めるんだ?」
「お団子作りです。今日は十五夜だそうなので、あたしもお団子作りに参加しようと思ったんです。」
皆で競いながらお団子作るんです、と鶫は嬉しそうに笑った
それを見て俺はサーっと顔が青ざめた
「ご、ごめん…!鶫は、やりたかったのにな…」
「ううん、いいんです。こうして以蔵さんと近くでくっついてた方があたしにとっては嬉しいし、楽しいですから。だから、気にしないで下さい。」



