「てめぇ…!」
「よせ、永倉。今はこいつに頼らないと本当にこの作戦がうまくいかない。作戦が成功した暁にはお前…鈴鶫、お前をとっ捕まえるからな。」
「捕まえる?あたしは捕まりませんよ。あたしはやるべきことがあるのですから。攘夷活動よりもっと大切なことが」
あたしは睨むように原田さんを見て、刀を構えた
「…大丈夫です。殺しませんから。ただ傷付けるだけです。」
あたしは平助くんを守るように前に立った
「もう失いはさせない。」
「鈴…?」
「もう、あの時みたいにさせない。」
あの日のことが今になって少し思い出してしまった
当然周りが見えなくなってしまう
「……ッ鈴!!」
誰かがあたしの名を叫ぶ声が聞こえた
「…っえ。」
その声で我に返り後ろを見る
「……っ!」
すぐそこにはあたしに向かって刀を振り下ろす新選組の隊士。
防げれない!
あたしは咄嗟に目を瞑った
ドン
あたしの体は弾き飛ばされて尻餅をつく
ザシュ
「…っぐわ!!」
斬られる音と誰かの声がした
「…っ。」
目を開けてその人をみた



