会いたい。~それは2度と叶わない願い~


バチンっと音がしてあたしは思わず口をつむいだ


「あんたはそんなんで死ぬのか?!」


「干城さん…」


今まで黙ってあたしを止めてた干城さんが、伊東さんの頬を叩いて声を上げた


「こいつはな、誰もいなくなったんだ!信用してた人が皆。あんたも知ってるだろう!?」


「……っ。」


「…俺はあんたを助けることが出来る。が、それはあんた次第だ。」


あたしは黙って伊東さんの答えを見た


「……出来ることなら、生きたい…っ」


「…相分かった。椋、居るんだろ?」


「はい。」


驚いた…


いつの間にか椋さんがあたしたちの後ろで静かに立っていた


「椋、こいつを担げ。」


「御意」


椋さんは軽々と伊東さんを持ち上げた


傷に響かないようにそっと