童に追いかけられたり、
鋭い物で追いかけられたり
あたしと擂は同じ経験してきてる
他の狼よりあたしと擂の方が人間に合わされた被害が多い。
クゥーン
(福太郎たちはそんな事しない。そう、話したよ?)
前にあたしは擂に、いーくんたちのことを話した。
この人間たちは違う
そう何度も何度も飽きるくらいあたしは説明した
ガウガウッ
(擂、お願い!)
(…人間に会ってたことは言わない。けど、次俺が見つけたら長に言いつけるからな。)
そう静かにいうと擂はさっと森の中に消えて行った。
クゥーン
(福太郎、ごめんなさい…)
あたしは血を舐めた
(ごめんなさい…)
あたしは謝りながら福太郎の血が引くまで舐め続けた。
「鈴鶫ちゃん、大丈夫だよ…っ。」
(全然大丈夫じゃないです…。)
福太郎は痛みのせいか変に汗をかいていた。



