茂みを抜け出し伊東さんに近づいたと同時に人影二つが動いた
「っ危ないです!」
ガキィン
間一髪のところで防ぐ
刀と刀が交わる音で伊東さんは後ろを振り向いた
「…鈴?!」
「伊東さん、お久しぶりです。」
あたしは受け止めていた刀を弾き返した
「…何故ここに。それにあなたたちは…」
「あたしは伊東さんを守りに来ましたよ。」
「…。…そう。私は信じて待ってたわ。」
伊東さんは何か安心したようにふわりと笑った
「私はきっと鈴が助けに来てくれると信じたわ。」
「…勿論です。」
あの時伊東さんに聞いた問いの答えの意味はそういうことだったのか
あたしが助けにしてくれると、信じてたから伊東さんはあんなにも堂々としてたんだ
「伊東さんは下がってて下さい。」
「……」
「伊東さん?」
伊東さんに下がっててもらうようにお願いをする
けど、一行に下がろうとはしない



