「…っ!」
あたしはいてもたってもいられず伊東さんの所に駆け寄った
が、
「行くな。」
干城さんに腕を掴まれて行く手を阻まれた
「…けど」
「行くとあいつらに殺されかねない。」
「殺される?あたしが新選組に殺される程弱くない。それにあの人たちは幹部よりも下の隊士ですよ。あの人達に負けるなんてあり得ませんから。」
「っふ。それでこそ俺が惚れた女だ。行ってこい。俺はここで見届ける」
「はい。…っえーと?惚れた…?」
聞き流しそうになった
だけど、そのままにはしてはいられなかった
「俺のことはいい。ほら、行ってこい。待ってるから」
「…必ずですよ。干城さん、何処にも行かないで下さいね。」
干城さんに掴まれた腕を離してもらい、伊東さんの元へと向かった
「俺にあんなことされたのに、待ってろなんて本当に変わってる。仕方ない。あいつの為にも待ってやるか」
干城はニヤリと楽しそうに口角をあげ、他に邪魔が入らないように何時でも戦えるような体制で鶫を見守るように見た



