「…だから、なんで干城さんなんですか?」
「元凶は俺だと思ったからだろう?」
「なんで、怒ってるんですか?こっちが怒りたいんですけど。」
「そんなことより、命の方が大切だろ?それに、お前はまだ若いんだ。一度は経験してても可笑しくない年頃な筈だ。この先もするかもしれないんだし。」
「まだ、若い?この先がある?何を言ってるんですか?あたしはあと1年も生きられるかどうか分からないんですから。」
「は?それはどういう…」
ガサ
干城さんがあたしに問いかけようとした時、誰かの足音が聞こえた
あたし達はお互いにしゃがみ込み身を隠した
干城さんが無言のまま目で伝えた
静かに様子を見とけ、と。
あたしは渋々そうした
耳を澄まして足音をよーく聞いた
ガサッと音がしたら小さくガザガサと足音がする
何か可笑しい
まるで誰かに付けられてる見たいで



