会いたい。~それは2度と叶わない願い~


「なぁ、鈴鶫さんよぉ。」


「……。」


土方さんを見ると、かまをかけてるように言うような顔をしてはいない


本当にあたしの正体が分かったんだ


あたしはチラリと後ろを見た


出入り口は島田さんと山崎さんがしっかりと防いでいた


逃げ場がない


「…そうですか。もし、仮にあたしが鈴鶫だとしたらどうしますか?あたしを殺しますか?それとも、見廻組の連中に受け渡しますか?」


「さぁな。お前の答え次第だ」


いつの間にかざわざわとしていたこの部屋が静寂に包まれた


皆さんの視線は真ん中にいるあたしに注がれている