あたしはぎゅっうと刀を握り締めた
「コホン。」
わざとらしく土方さんが咳をすると皆さんは其々自分の座るべき場所へと座った
「皆に集まってもらったのは他でもない鈴のことだ。おい、原田。新選組局中法度を言ってみろ。」
原田さんは一瞬嫌そうに顔を歪めたが、さっと真顔になって唱えた
「
一、士道ニソムクマジキコ
一、局ヲ脱スルコトヲユルサズ
一、勝手二金策ヲイタスカラベラズ
一、勝手二訴訟取リアツカウベカラズ
一、私ノ闘争ヲユルサズ
右二ソムクモノハ切腹ヲ申シツケル
…だったか?」
「あぁ。」
あたしには長々しくてあまり理解は出来なかった
「鈴はここの隊士ではない。だから、切腹はしない。だが、鈴。」
「…はい。」
「お前の正体をそろそろ明かせ。」
土方さんに睨むように見られた
見られたあたしは背中に冷や汗をかいていた



