「はぁー、疲れた…」
「ばーか。」
「ちょ、いーくん?喧嘩売るようなことをしないほうが…」
「はぁっ?!もう一回勝負だっ!」
「負ける癖に?」
「覚悟ぉ!!」
いーくんとりょーくんは再び木刀を手に持ち打ち合いを始めた。
「あーあ、全く…。」
その様子を呆れながらも福太郎は見ていた。
クゥーン
(福太郎、お疲れ様です。)
あたしは福太郎の手に頭を摺り寄せた。
そうすると自然に福太郎はあたしの頭を撫でてくれる。
やっぱり、頭を撫でてもらうの好きだな
皆と離れてからの不安とかが綺麗になくなっていく気がする
「…あ、布切れがきつくなってる。今緩めてあげるからね。」
そう言うと福太郎はあたしの首に巻いてある布切れを外れないギリギリまで緩めてくれた
「よし、出来た。」
ガウッ
(ありがとう!)
あたしは勢いよく福太郎を突き飛ばした
「わわっ!」
当然、いきなりのことだったから福太郎はその場に尻餅をついた
けど、あたしはその上に覆いかぶさるようにのった。



