会いたい。~それは2度と叶わない願い~



「ご馳走様でした。」


「おい、椋。」


あたしが食べ終わるのと同時に干城さんは椋さんを呼んだ


呼ぶと椋さんはすぐきてお椀やらをさげた


再び残されたあたし達


あたしはふと何か違和感を感じた


違和感を探るため胸元を少し広げ肌を見た


そこには


「これは…」


胸元に広がるように無数の赤い花が咲いていた


「…すまん。」


申し訳なさそうに干城さんは顔を伏せ、あたしに謝る


「…っ、まさか…」


あたしは何かを悟った


胸元をはだけさせたのを但し立ち上がった


「…っ…、!」


あたしは運良く部屋の中に自分の刀があり、それを手に持ち黙って部屋を飛び出た


夢中で屋敷の中を走っていたら誰かにぶつかった


ドン


「いっ…」


「すいません!鶫さん、大丈夫ですか?」


「…っ、大丈夫。」


抑えて抑えて


目が霞んできた


けど、抑えきれなくて涙が溢れた


「あわわっ!すいません!そんなに痛かったですか?!」


「痛くない、です…。さようなら。」


「え…っ、」


あたしはすぐさま立ち上がって屋敷の中から出た