「言いたいことはそれだけですか?」
「…あの!僕は貴女にお供します!」
「え?」
するとそう告げた人はあたしの前に出てきた
この人確か、脱藩した人だったような…
「僕は肥後藩士です。けど、私情で勝手に脱藩してしまって。行き所のない所を貴女が拾ってくれたのです。」
そういえば、夜以蔵さんと仕事してた所この人が裏路地に座り込んでいるのを見てあたしは連れて帰ったんだっけ。
「それなら、俺もです。」
また1人前に出てきた
「自分自身の体まで犠牲にして見廻組から守ってくれたんです。」
この人も、助けたことがある
「それなら僕も!」
「俺も!」
「俺もだ!」
ついにはここの部屋にいる脱藩した藩士10人全員が手を挙げた
「僕たちは坂本さんと中岡さんの頼まれなくても鶫さんを御守りしてました。ですから、僕たちを連れて行ってください。」
「…っけど、あたしといたら皆を危険に晒すかもしれないんですよ?」
「それでもです。」



