屋敷へと戻り、慎太郎さんのいる部屋へと戻った
部屋にはもう龍馬さんたちはいなかった
「鶫さん。」
藩士の人達の中の1人があたしの名を呼んだ
どうやら前、長州藩邸に居た時にいた人もこの中に混じっているのだろう
「はい、何でしょう。」
「実は、坂本さんと中岡さんから貴女のことを御守りしろと命じられたのです。ですから…」
「いいえ。そのようなことをしなくてもいいですよ。自分の身は自分で守りますから。」
あたしは言葉を遮ってそう告げた
「……」
「あの干城さん?どうかしましたか?」
「いや。なんでもない。」
そう言うと干城さんは部屋を出て行った
あたしは不審に思いながらもその背中を見送った



