会いたい。~それは2度と叶わない願い~



慎太郎さんたちが襲われてから2日が経った昼あたしは1人慎太郎さんに呼ばれた


「…鶫、ちゃん…、よく聞いて…ね。」


「はい。」


慎太郎さんは初めより酷くなってる


あたしはそっと手を握りしめた


「…なる、べく…早く、ここを離れる…んだ。…龍馬が、死んだ…ってことは、桂さんや…西郷が、動く。…戦が、始まる…。」


「……。」


「…っ、勝先生…への文は、龍馬が…書いたん、だ…。その…文をもって…、勝先生に…届けて…。そして、勝先生…の側…から、離れては…駄目。」


「え?」


勝先生ってのは龍馬さんからあの時に聞いたことがある。


だけど、あったことはない。


それになんでその人から離れては駄目なのですか?


「何でですか?」


「あの人…は、幕臣…だよ。…それに、あの人は少し、変わった…人でね。…幕府の人なのに…龍馬と…同じ、考えなんだよ。」


「だから、戦の間はその勝先生の側にいて安全にいろと言うことですね。」


「…はは。…相変わらず、物分かりのいい…子。けど、…一つは少し違うかな。勝先生の側は確かに…安全は、保証される……。だけど、…鶫ちゃ、んには…勝先生を守り…ながら…、側にいて…。」


「でも」


「大丈夫…、君なら、でき…る。以蔵ができたん…だ、よ?」


以蔵さんが?


あたしは以蔵さんと同じ仕事をするの?


それなら、


あたしは迷わず