「喜んで。」
あたしはそう慎太郎さんに告げると目を閉じて息を大きく吸った
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「…綺麗。…奇兵隊の、連中、…が褒める…だけ、ある…ね。」
慎太郎さんが切ない気に声を震わせる
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どれくらい歌ったんだろう
悲しくて
悲しくて
歌うのをやめたくない
「鶫…ちゃん、泣かないで…。」
「…っ。」
慎太郎さんがあたしの頬を触り、『涙』を拭う
あたしは驚き歌うのをやめた
「泣き虫…。鶫、ちゃ…んは、泣き虫だね…?」
「…っだって。」
「今は泣かないで。…せっかく、久しぶりに会え…て、こうして…人間に、なって…くれてまで、僕…たちに、会いに…来てくれた…のに。」
「…っ慎太郎さん?なんで…」
「…っふふ、わか…るよ。龍馬…も君が、あの狼の子だって…。…以蔵だって。」
「以蔵さんも?龍馬さんも?」
訳が分からなくなった
慎太郎さんと龍馬さんは籟様の術にかかってないから仕方ない
けど、術をかけた以蔵さんが分かってるって…なんで…
…まさか。
あの時の以蔵さんの言葉…って



