「…っ!」
時は既に遅かった
近江屋の前には数人の土佐藩か薩摩藩であろう人らが慌てていた
それに血の匂いが酷い
「…っ慎太郎さん!」
あたしは慎太郎さんが運ばれるところを見て急いで駆けた
「邪魔だ女!!」
ドンッとあたしは地面に叩きつられた
あたしは立ち上がって再び駆けていった
「慎太郎さん!!」
「…っ、つぐ…み、ちゃん…」
「…っ!慎太郎さん!そうです!鶫です!」
慎太郎さんの知り合いだと分かったのかあたしを突き飛ばした男の人は何も言わなくなった
あたしは慎太郎さんにより近寄った
「…夢…じゃ、ない、よね…?」
「はい!」
「…っい…っ!」
「慎太郎さん!」
「おい、女。中岡さんに今は話しかけるな。黙って俺らについてこい。」
突き飛ばした人はあたしにそう静かに告げると慎太郎さんを連れて何処かに向かった
あたしは静かについて行った



