襲われたのにも関わらずまだ京にいる龍馬さん。
幕府と繋がってる新選組の斎藤さんに見つかったら捕まるに決まってる
「泣いているのか?」
「…泣いてません…っ。」
「…嘘つくな。」
分かってる
泣いてるって分かってる
けど、どうしても泣いてるところを見せなくはなかった
よかった
龍馬さんが生きてる
襲われたって聞いた時、今日の今までが気が気でなかったんですから。
「…帰るか?」
「いえ。」
あたしは涙を拭った
「今日は蕎麦とお団子を食べるまで帰りませんから。」
誤魔化すように斎藤さんに笑いかけた
「ふっ、そうか。お腹壊すなよ」
「大丈夫です。行きましょう!」
あたしは斎藤さんの袖を軽く引っ張って歩き出した



