会いたい。~それは2度と叶わない願い~


「今日は山崎さんが急用があって代わりに俺が町へ同行しよう。」


「ありがとうございます。」


「寒くないように出来るだけあったかい格好をしてきたか?」


「はい。」


今日は山崎さんと町へ行く予定でしたけど、行けないらしくて斎藤さんと行くことになりました


本当は1人で行く予定でしたけど、
あの夏にお参りに行った以来1人で行かしてくれることはなくなったんです。


「はぁ…」


「どうしたんだ?溜息なんかついて。」


「…どうしても1人で行かしてはもらえないんですか?」


「あぁ。副長の命令だからな。」


「そうですか。」


命令…か。


昔は見世物屋の主の命令には逆らえなかった


斎藤さんも土方さんの命令には逆らえないんですかね?


その割りには斎藤さんは土方さんの命令だというのに生き生きとしてる


…人それぞれなのかな


「さ、行くか。」


「はい。」


あたしと斎藤さんはようやく町へと向かい始めた