会いたい。~それは2度と叶わない願い~


「お、鈴!おにぎり美味しいぞ!」


「それは、よかったです。」


後ろから鈴の声が聞こえ俺は振り返った


「…っ!」


鈴は桃色の着物を着ていた


それに髪を上げて、紅をつけていた


「おめかしして、何処か出かけるのか?」


原田さんが鈴を舐め回すように見ながらそういった


「はい。」


「1人でか?」


「はい、そうです。」


「俺が非番だったらついてあげたのにな。」


「例え、原田さんが非番だったとしてもあたしは1人で行ってましたよ?」


鈴の目がついてくるなと語っていた


「…あ、そろそろあたし行きますね。失礼します。」


鈴は俺たちの横を通り過ぎた