いーくんに飼ってもらう話だったけど、
怪我が完治するまで、この人たちと過ごすことになった。
あたしはずっといーくんと過ごしていた
ずっと一緒にいて苦にはならなかった
寧ろもっと居たかった。
…けど、その願いは叶うことはなかった
「怪我が完治したね…」
あれから10日がたち、あっという間に怪我が完治してしまったからだ。
「…嫌だ!俺はこのまま鈴鶫を飼うんだ。」
いーくんがあたしを離さないようにしっかり抱きしめた。
「以蔵。」
「…っ!」
武市さん……先生は、いーくんの名前を少し棘のある声で言い放った。
少しあたしを抱きしめる力がゆるまった
「この子にも家族が居るんですよ。以蔵も、家族と離れ離れになるのは嫌でしょう?」
「……っ。」
いーくんの家族はとても優しくあたしを歓迎してくれた。



