悲しくて
悔しくて


あたしは泣いた


誰にも気付かれないようこっそり声を押し殺して泣いた


どのくらい泣いたのでしょうか


気付けば部屋の中はほんのり朱色に染まっているようだった


「ふわぁ…」


泣き過ぎてしまい、眠気があたしを襲う


だから


あたしはそのまま眠りに落ちた