会いたい。~それは2度と叶わない願い~


「…っぷ。」


え…


「ぷわっはははははは!」


「……」


伊東さん…ですよね?


伊東さんはお腹を抱えて、思いっきり笑ってる。


初めに持ってた印象とは全く違うから、驚いていた


「はーっ…。お腹痛いわ。」


収まったのか、少し着崩れてしまった着流しを正してあたしの方に向き直った


「面白い女子だわ。」


「えーっと…」


今の会話で何処が面白かったのか、あたしには全くもって分からない


真剣な話してた筈ですが…


「女子なのに、」


伊東さんがそう言いかけた所、襖が勢いよく開けられて誰かが入ってきた


ガラ


「伊東さん、借りてた本返しに来ましたよ。」


「山崎くん、部屋に入る時は声をかけて頂戴。」


「す、すいません。…っえ。鈴?!」


「山崎さん?どうしたのですか?慌てて。」


山崎さんはあたしを見るなり慌て出した