部屋から抜け出したあたしは、裸足で庭におりた


ジャリ

ジャリ


そうあたしが歩くたびに小石の音が鳴る


何処か誰にも見られないところに行こう


いつもあたしがいていた木のところにしよう


そう思い、あたしは木へと駆け寄った。