会いたい。~それは2度と叶わない願い~




_______
___


「鈴、入るぞ。」


夕餉が食べ終わり、鈴の分の夕餉を持ち部屋に戻った


「……鈴?」


いくら名前を呼んでも部屋の中から返事がいっこうに帰ってこない


俺は慌てて襖を開けた


がら


「鈴…?…なんだ、寝てんのか。」


「スー…」


鈴は布団に丸まって寝ていた


俺は近くの机に夕餉を置き、鈴の元へと座った


「涙のあと…か?」


泣いていたのか、頬に涙のあとがついていた

俺はそれを拭ってやる


すると鈴は身じろぎをする


チリン


動くたびに鈴の音が聞こえる