「…そんな運命なんて嫌いです。
必要のない運命なんていらない。
あたしは、必要のない運命を変えて見せます。」
あたしは籟様にはっきりと告げた
「幕府なんかに負けません。あたしの大切な人を奪った幕府なんかにあたしが負けるはずがないです。」
人に聞かれたらまずいから声を押し殺して籟様にしか聞こえないように言う
「そうか。お主がどこまで出来るのか見ものじゃ。だが、くれぐれも無茶をするなよ。」
「はい。」
「お前はあやつに助けられた命なのじゃから。必要があれば夜に我を呼べ。」
「はい、勿論です。」
そして、籟様はまた夜の空へと飛び立った



