「そういえば、会いたいって言ってた人には会えたの?」
「はい、会えました。」
あたしはこっそりと慎太郎さんだけに教えた
以蔵さんに聞かれたら厄介なことになりそうだから。
「鶫、来い。お前は俺から離れんな」
グイっと引っ張られ、再び以蔵さんの胸の中へ
「鶫は俺のだ。近寄るな、ばーか」
「あはは、以蔵ってば見ないうちにすっかりと男らしくなっちゃって。」
「そうぜよ。わしゃ、嬉しいじゃが。」
「黙れ、龍馬。」
りょ、龍馬?
そういえばさっきも龍馬って呼んでた筈
「以蔵さんたちは知り合い、とかですか?」
「わしらはそういう関け、」
「昔からの幼馴染だ。」
幼馴染…
もしかして
「りょーくん…?」
あたしは小声で呟き龍馬さんを指さした
「福太郎……?」
今度は慎太郎さん。
三人に聞かれないようにと小さい声で言ったつもりが聞かれてたことは、あたしは知らない
「……!」
「……や、やっぱり。」
2人は何かを呟いてた
以蔵さんはただ黙っていた



