会いたい。~それは2度と叶わない願い~


それからまた少したった


池田屋事件以来今日まで特に変わった様子はない


「今日はあたしが説得してきますね。」


そう言ってあたしはある人に会いに藩邸の奥の部屋に向かった


「失礼します」


ガラ


あたしは部屋をそっと開けて中に入り閉める


「今度は女か。それも岡田の女か。」


「初めまして、来島さん。鶫と申します。」



あたしは座り頭を下げた


「何度説得したって無駄だ。俺の考えは変えぬ」


「してはいけないと言っているわけではないのです。もっと慎重に事が進んでからしましょう。今久坂さんはそのために動いております。」


「遅い!」


「……っ。」


「新撰組のせいで我らの同志は…!許さぬ!」


「落ち着いて下さい、来島さん。やるのは今ではないのです。考え直して下さい」


「考え直せるか!お前らがどう言おうが、俺は考えを帰るつもりはない。」


「そこをなんとか!」


「話にならん。久坂を呼べ。」


「ですが、」


「ええい!うるさい!!」


ドン


「いっ…」


「これ以上痛い思いをしたくなければ久坂と代われ」


そう言って倒れたあたしを上から見下す目


それは


主がしてた目と同じだった


「……っ、ぁ。」


「ふん!」


助けて、以蔵さん


怖い


怖いの

怖い


怖い


「来島さんやめていただけませんか?女子に手を上げるとは男として情けないですね。」


「桂か。無事だったんだな」


「ええ。」