夢から覚めるとあたしは布団の中に入っていた
眠たい目をこすり以蔵さんを探した
「スー…」
以蔵さんはすぐ隣で寝ていた
そんな以蔵さんを見てあたしはそっと頬に唇を落とした
「以蔵さん、小さい頃あたしを助けてくださってありがとうございました。
そのためにあたしは人間になったのですよ。
もし、以蔵さんと福太郎、りょーくん、先生が助けて下さらなければあたしは多分生きてなどいませんでした。」
あたしは以蔵さんが寝ている間、言いたかったことを告げた
「何回お礼言っても感謝しきれません。
人間に恋しては叶わない恋だけど、あたしはずっと何年も以蔵さんを想っていました。
ずっとずっとお慕いしていました。
あたしは生まれ変わっても、
今日も明日も、明後日も
貴方に恋します。」
それだけいうとあたしは逃げるように部屋を出た
部屋を出ると力が抜けてしゃがみこんだ
「……っ。」
涙が止まらない。
「止まりません…っ。」
怖い
怖いの
なんだか胸騒ぎがする
だから、今思った時に言わないと手遅れになりそうな気がして先程思いを告げた
以蔵さん、どこにも行かないで下さい…
お願いします…



