「お待たせしました」 「ん。さて、行くか。」 「はい。」 「ちょっと、待て。刀は置いていけ。」 「でも、」 「いざとなったら俺が守るから。」 「分かりました、置いていきます。」 あたしは玄関の隅に刀を置いた 置いたのを確認した以蔵さんはあたしの手をとった 「今日は人が多いからな。はぐれないように。」 そう言って、笑う以蔵さんはいつもと違ってかっこよかった 「はい。」