文句をいいつつも山縣さんに手当てもしてもらう
「以蔵さん、もう怪我はしないで下さい。」
「分かった。出来る限り怪我しないから
」
「出来る限りではなくて、絶対です。」
「なんか、それさっきの会話の逆じゃないか。ははっ」
「本当ですね、ふふ」
あたしたちはお互い笑った
そんな様子を山縣が眺めていて、そっと部屋を出て行った
「以蔵さん、あたしも仕事します。出来るだけ多くの人を殺したりはしません。だから、怪我はなるべくしないで下さいね。」
「こっちの台詞だ。」
コツンと以蔵さんの拳があたしの額に当たった
「約束ですよ。」
「あぁ、約束だ。」
あたしたちはどちらからともなく小指を絡めた。



