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「今夜にもそれをつけて行くのですか?」
髪飾りをもらった日以来ずっと付けてる
「はい。」
「まぁ、好きにしなさい」
今夜はあたしの初めての仕事。
追い剥ぎと辻斬りを始末すること
本当は以蔵さんの仕事らしいけど、あたしも小姓だからと先生に命じられた
「では、行ってきます」
「……行って参ります」
以蔵さんとあたしは先生に挨拶をしてから仕事をこなすため夜の京の町へと向かった
「寒いですね」
「そうだな。」
12月に入り夜はますます寒くなった
「…斬るなよ。」
「出来れば、そうします。」
「出来ればじゃなくて絶対だ。」
「……はい。」
「……」
「……」
お互いなにも話すことなく無言となる
あたりは静かだから余計に静か
あたしの髪飾りについてる鈴の音だけしか聞こえない
チリンチリン
「…その髪飾り、」
以蔵さんが何か言おうとした時だった



